忙しい日々を送る中、キャリアアップやキャリアチェンジを狙うために「自身の市場価値」について考えたことがあるコンサルタントの方も多いのではないでしょうか。
コンサルティングファームで得た経験やスキルは転職市場において強力な武器となりますが、それを適切に言語化できなければ適切な評価を得ることはできません。
本記事では、転職市場で高く評価されるコンサルタントのスキルを整理します。
皆様の経験と照らし合わせることで、自身のスキルの言語化につながるはずです。
ぜひご覧ください。
「強みは何?」に答えられないコンサルへ。市場で本当に評価されるスキルを整理
コンサルタントの仕事は、特定のアセットを持たず、自身の思考とデリバリーのみで対価を得るものです。
その性質上、強みが抽象的になりやすい傾向があります。
一方で、ハイクラス人材として企業に採用されるためには、コンサルタントとしてどのようなスキルを備えているのか明確に言語化し、採用担当者や役員に伝えなければなりません。
取得した資格や利用できるツール類だけでなく、自身が経験したプロジェクトを通じてどのような価値をクライアントに提供してきたのか、その価値を提供できたのは自身のどのようなスキルによるものなのかを明確にする必要があるでしょう。
コンサルタントの経験から得られるスキルは参加したプロジェクトや担当した業務範囲により様々です。
以下では、その中でも多くの方に当てはまるスキルとして、「課題設定力と論理思考力」「マネジメント力・関係者調整力」を取り上げ、整理していきます。
課題設定力・論理思考力:どの業界でも即戦力となる基礎スキル
課題設定力や論理思考力を備える人材は非常に希少です。
コンサルタント出身者はこれらの能力を備えていると期待されるケースが多いですが、一方でこれらはあいまいなものでもあります。
具体的に「課題設定力」「論理思考力」とはどのようなスキルなのでしょうか。
課題設定力:漠然とした現状から課題を抽出する力
ビジネスの現場では、解決策の策定以上に、何が真の問題であるかを見極めることの方が困難です。
変化の激しい時代において、従来と同じビジネスを続けているだけでは淘汰されてしまいます。
多くの企業は、そもそも「何をすべきか」に悩んでおり、これを明確化できる人材は重宝されます。
課題を抽出するためには、具体的な事象や情報の裏にある根本原因を分析する力が必要です。
例えば、現場から「生産管理システムの使い勝手が悪い」という不満が噴出しているケースでは、表面だけを見ればボタンの配置や画面の応答速度といった「UI/UXの改善」が解決策に見えるかもしれません。
しかし、不満の背景には「現場の作業員が入力したデータが後続の物流部門や営業部門の意思決定に正しく活用されていない」といった根本的な問題が隠れていることもあります。
このような場合、企業として行うべき対応は「組織横断で業務プロセスをデータの整合性確保する方法を検討する」ことです。
このように本質的な課題を抽出し、解くべき問いを正しく設定できる力は、DXが進展する現代の企業経営において非常に重視されるものです。
論理思考力:仮説思考・構造化・ゼロベースで考える能力
課題に対する対応策を考える際には、仮説思考型のアプローチが必要です。
不確実性の高い現代のビジネス環境において、仮説思考はスピードを高めるための必須スキルといえるでしょう。
確実な状況下でなくとも現時点での最適解を定義し、対応すべき方針を立てる能力は、新規事業の立ち上げや事業変革が進む現代の企業において高く評価されます。
また、特に事業会社では、既存の枠組みにとらわれずゼロベースで物事を考える姿勢を求める企業が増えています。
事業会社に長く身を置く人材は、過去の経緯や業界の慣習に思考を制約されがちであり、外部人材にはそのような制約を打破することが期待されます。

マネジメント力・関係者調整力:実行に落とし込める人材は希少
企業規模が大きい企業であるほど、組織を動かし、現場を巻き込みながら変革を推進できる人材を求めています。
課題や答えを見つけるだけでなく、実行に落とし込むためには、マネジメント力と関係者調整力が必要です。
マネジメント力:計画を具体化しやり抜く力
実行方針を具体的な計画に落とし込み、完遂させられる人材は貴重であり、多くの企業が求めています。
これらのプロセスに必要なのはマネジメントスキルです。
例えば、複数の部門にまたがるステークホルダーの利害を調整し、それぞれの期待値を管理しながらチームをゴールへ導く力が求められるでしょう。
また、具体的な計画策定を進めるために「何を」「どのような順番で」行う必要があるかを整理する力も重要です。
予期せぬトラブルが発生した際に、冷静に状況を判断してスケジュールを再設計できる柔軟性も、事業の実行局面においては必要となります。
関係者調整力:揉めずに進めるスキル
企業が事業やプロジェクトを実施する上では、技術的な問題よりも、現場の抵抗や組織内の調整不備が障壁となりがちです。
そのため、関係者と不必要な摩擦を起こさず、物事を円滑に進める調整能力は、どの企業においても高く評価されるものです。
特にDXプロジェクトなど変革を狙う取り組みにおいては、従来型の業務を続けたい現場との軋轢が生まれがちとなります。
相手の立場を尊重しつつも、プロジェクトの目的達成のために譲れないポイントを論理的に伝え、納得感を引き出すコミュニケーション能力が求められます。
まとめ
今回は「課題設定力と論理思考力」と「マネジメント力・関係者調整力」というコンサルタントとして得られる機会の多い2つのスキルに焦点を当てましたが、コンサルタント経験から得られるスキルはこれだけではありません。
経験したプロジェクトにより、「業界の専門知識」「高度なデータ分析スキル」「最新の国家施策動向の知見」など様々です。
基本的な「課題設定力と論理思考力」と「マネジメント力・関係者調整力」に加えて、自身の強みを上乗せすることで、より希少な人材として企業から評価されることができます。
ぜひ、自身だけが持つ強みも検討してみてください。
スキルの棚卸は個人で行うこともできますが、企業が求める「市場価値が高いスキル」に精通したエージェントを活用することで、より深い分析と整理ができます。
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